【上映レポート】こども無料上映会・東京都【5/13,14】

宮城での第一弾に続き、東京では三越劇場にて5月13日・14日と2日間に渡ってこども無料上映会を行いました。

2日間の合計来場者数は400名以上！

足を運んでくださった皆様、ありがとうございました！

今回は、こども無料上映会ということで、下は小学校に上がる前のお子様から、小学生、中学生…と日頃こういった作品は観ないんじゃないかな？というみなさんにも映画を観てもらえる貴重な機会でした。

また、お子様には紙を渡して、映画の感想や大人に言いたいこと、未来について思うことなども書いてもらいました。

（結局、年齢関係なく皆さんの感想が聞きたい！ということでいっぱい配っちゃいました　笑）

紙いっぱいびっしり感想を書いてくれたり、お話は難しかったけど太鼓はかっこよかった！と正直に教えてくれた子や、お絵かきをしてくれた子…感じ方や表現の仕方も様々で、みんなそれぞれが一生懸命にこの映画を観て、向き合ってくれたことを感じました。

上映後は監督とUNCHAIN10 +1のメンバーが登壇し質疑応答＆感想タイム！

「どうして映画の中の鯉のぼりは青だけなんですか？」

「どうして役者をやってるんですか？」

一般の上映イベントや、先日の桜丘高校の上映とはまた違う視点や直球の質問。

質問を通じて、私たちもこの作品やテーマについて、新たな発見があったり、改めて考えることができました。

そして

「自分の未来をありふれて感じることができました」

「家族がいて、一緒にご飯が食べられることが幸せだと思った」

なんという感受性！そして言葉の選び方！という感想もたくさん。

ちょっと難しいかな？理解できるかな？と心配していたことを反省しました。

こどもたちに書いてもらった【大人に言いたいこと】にも「子供だから何もわからないと思わないでほしい」という意見がとても多かったです。

映画に出てくる「こども哲学」のシーンに驚いた方も多いと思いますが、保育園児でも「命について」話すことができる。大人だから、子供だからと関係なく、それぞれ色々なことを感じていて、支え合っているんだなと感じました。

もう1つの目玉イベント！主題歌を歌うTHE 武田組　武田英祐一さんのミニライブ！

劇中で流れる『こどもの日』も最高ですが、生歌も…もう！

武田さんの全身から溢れる力強さと優しさに、心が震えました。

（ライブの直後にマイクを握った役者は、泣いてうまく喋れないほどでした…）

そして武田さんの歌と一緒に子供たちのキャッキャする声が聞こえたのも、今回のイベントだからこそ。

とてもほっこりした気持ちになりました。

「初めて生歌を聞いて衝撃を受けた」「もっと聞きたかった」という感想を多くいただきましたが、なんと武田さん、びっくりするくらい毎日何処かでライブをされているので、HPやTwitterをぜひぜひチェックしてみてください～！(本当にびっくりします)

こども無料上映会は、映画の撮影に入る前から「絶対にやるんだ！」と意気込んでいたイベントだったので、今回こうして実現することができ、監督、UNCHAIN10 +1一同、感無量でした。

そして会場としてお借りした三越劇場は、関東大震災により倒壊した日本橋三越本店が再建する際に「文化の力で世の中を明るくしよう」と新たに作られた施設で、その後の第二次世界大戦で歌舞伎座やその他都内の劇場が焼失する中でも奇跡的に被害を免れた、戦前から残る唯一の劇場だそうです。

そんな、たくさんの想いや歴史の詰まった劇場でイベントができたことも、とても光栄でした。

ご来場くださった皆様、ご協力くださったスタッフの皆様、本当にありがとうございました！

これからもより多くの方にご覧いただけるよう、『有り、触れた、未来』邁進していきます！

(writer：鈴木タカラ)

三越劇場にご来場いただいたお子さんとご家族とのお写真（一部）